嫌な臭いを元から除去!キッチンのシンク下収納の掃除方法

キッチンのシンク下から、嫌な臭いが漂ってはいませんか?

 

キッチンは調理する場所ですし、キッチンのシンク下には調理器具や調味料などを収納しているため、衛生面で不安に思われることでしょう。

 

そこで今回は、嫌な臭いを元から除去するための「キッチンのシンク下収納の掃除方法」をご紹介します。

キッチンのシンク下から嫌な臭いが漂う2つの原因

キッチンの下から嫌な臭いがするのは、大きく2つの原因が考えられます。

 

1.排水溝の汚れ・ぬめりによる悪臭
排水溝に食物のカスや石けんカスが溜まったままの状態だと、汚れやぬめりにより悪臭がします。

 

2.シンク下のカビによる悪臭
シンク下収納の床は、調味料の液ダレや食品カスなどで汚れがち。これらは、カビの栄養源となります。湿気があり、熱がこもりやすいシンク下に栄養源があれば、カビが大量に発生し、悪臭の原因に。

 

その他、排水溝の防臭トラップの破損や、排水管とシンク下床面との間に隙間が空いていることで悪臭がしているケースもあります。シンク下の構造上の問題は、専門業者に相談しましょう。

排水溝の汚れ・ぬめり、シンク下のカビを除去する掃除方法

1.排水溝の汚れ・ぬめりを除去する掃除方法

 

【用意するモノ】
・重曹カップ1
・クエン酸カップ1/2
・水
・古歯ブラシ

 

【掃除手順】
1.排水溝のゴミを取り除きます。
2.重曹を排水溝に振り入れます。
3.その上からクエン酸を降りかけます
4.さらに、その上から水をかけるとシュワシュワと発泡。化学反応の力で、ぬめりを分解して落とします。
5.溶け残った重曹を研磨剤にし、古歯ブラシで排水溝を磨きます
6.温水でよく洗い流します。

 

2.シンク下のカビを除去する掃除方法

 

【用意するモノ】
・アルコール除菌スプレー
・台所用中性洗剤
・雑巾

 

【掃除手順】
1.中性洗剤を付けた雑巾で、調味料の液ダレや食品カスを拭き取ります。
2.その後、しっかり水拭きします。
3.最後に、アルコール除菌スプレーを付けた雑巾で、シンク下収納の天井部や側面、床部分を拭き上げます。

 

なお、日ごろからカビの発生を防ぐためにも、天気の良い日はシンクの扉を開けておきましょう。

 

また、重曹を使ってシンク下を除湿するのも効果的です。小さな空き瓶に、半分から2/3くらいの重曹を入れ、シンク下に置くだけ。除湿効果はもちろん、消臭もできる優れものです。瓶の中の重曹が固まったら、取り換え時。固まった重曹は、シンク洗いの研磨剤として使えますので、ムダがありません。

嫌な臭いを元から除去して、キッチンシンクをいつもクリーンに

シンク下から漂う嫌な臭いは、天然成分の重曹などを上手に活用すれば安全に取り除くことができます。

 

キッチンシンクをクリーンに保てば、料理のモチベーションもアップすること間違いなし。ぜひ、お試しください。

 

筆者:高橋和子/掃除コンサルタント
整理収納・家事代行を手掛ける「フェリシア ラボ」代表。主婦歴25年の経験と、8回の転勤と10年間の両親の介護経験を生かして、女性の目線で「きれい収納」を提案。整理収納とエコ掃除術で日常生活をサポートしている。平成24年9月、一般社団法人日本エグゼクティブプロモーター協会を設立。整理収納・片付けの資格講座を開講中でリカレント(生涯学習)教育の推進している。テレビや新聞など、メディア出演実績も多数。■HP:http://felicia-lab.jp