2020.03.09お役立ち情報

水道管も進化している。

こんにちは。

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

 

水道管と聞くと、金属で出来た管を頭に描きがちですが、

最近は金属以外で出来た管(「ポリエチレン管」「HIVP管」等)を使用するようになってきています。

 

◆段々と無くなりつつある鉄菅、鋼管、鉛管◆

昔は、どのご家庭でも配管は、鉄菅や鋼管でした。

強度もあって地震などの振動にも強いので、シェアNO、1でした。

 

しかし、鉄にはサビが付き物であることと、加工する作業が大変といったデメリットがあるので

最近は、ポリエチレン管やHIVP管が主流になってきています。

 

年月と共に、鉄製の配管にサビが発生するようになりました。

鉄はサビると、もろくなります。サビたところに小さな穴が開いてしまうことが多発するようになりました。

穴をふさぐための専用テープが出来て、処置をするようになりましたが、あくまで応急的なもの。

いずれは、取り外して交換が必要になります。

 

そこで、現在は新設する配管やリフォームする際、鉄製の配管が使われることは

ほとんどなくなりました。

 

鉛管は、水道が普及し始めた時から、全国的に使われてきましたが、

比較的、水漏れの発生頻度が多く、また、鉛が溶けだすことへの健康的懸念が多く、現在は全国で取り替え作業が進んでいます。

地域によっては助成もあるので、ご自宅が鉛管を使っている場合は、役所等に問い合わせてみて下さい。

 

では、銅管はどうでしょうか。

銅管は、熱に強いので給湯管に使用されていることが多いです。

鉄製と同じく、小さな穴があいて水漏れを起こすこともありますので、その際は修理や取り替えが必要になります。

 

◆金属製以外の管がメジャーになってきている

主流は「ポリエチレン管」

メリットは、加工が簡単ということです。

「継ぎ手」という管と管をつなぐ部品を使うので、ポリエチレン管をつなぐのに専用の工具や接着剤は不要です。

はめこむだけでつなぐことができます。

熱にも強く、地震などの振動や化学物質にも強いと言われています。

しかし、素材の性質上、長時間の日光には弱く小さな穴があくことがあります。

 

「HIVP管」もよくつかわれます。

耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管の略称です。

塩ビ管などの割れやすいという弱みを解決した管です。

ポリエチレン管同様、加工が簡単で施工が楽にできるという特長をもっています。

しかし、急な温度変化には弱く凍結すると割れてしまったり、熱に弱いので給湯管には使えません。

 

一言で「水道管」といっても、様々な種類があります。

 

もし、ご自宅の配管が、まだ金属製だったら、是非水のトラブルサポートセンターにご連絡下さい。

しっかり調査し、適切な方法をご案内します。