2020.02.18お役立ち情報

蛇口から大きな音が・・ウォーターハンマー現象

冬らしい気候になりましたね。

急な気温変化で、風邪をひかないようにしたいものです。

みなさまは「ウォーターハンマー現象」をご存知ですか?

あまり聞きなれない言葉かもしれません。

ウォーターハンマー現象とは、水道管内の圧力が急変した場合に起こる現象で

例えば、水道を止めた際に「ドン」「ガン」と大きな音がする現象のことです。

大きな音にびっくりさせられることもあります。

圧力の急変によって、水が内側から水道管を叩いて音が出ているのです。

 

 なぜ、内側の水が水道管を叩くようなことをするのでしょうか。

原因は、水道管の中の圧力の急変です。

例えば

・全自動の洗濯機が給水を止めた時

・食器洗浄機が、給水を止めた時

・急いでレバーをひねって水を止めた時

などなどですが、日常行われている動作で起こることがあります。

 

昨日まで何もなかったのに、今日になって急に音が鳴ったという場合は

・水撃防止装置の劣化

・水道の給水量、圧力の調整

が、考えられます。

 

水撃防止装置は、ウォーターハンマー現象対策装置で、最近の新築住宅には最初から付けてあることが多いようです。

給水量、圧力は、お住まいの地域が過密化してきた時に、水道局が調整している場合があります。

 

ご自身ですぐにできる対策

・蛇口はゆっくり閉める

 急激に圧力が変化しないよう、ゆっくり閉めてみましょう

・元栓を少し絞ってみる

 水圧が減りすぎると湯沸かし器が点火しないなどの支障が起こります。加減をみましょう。

しかし、これはあくまで応急措置。

先ずは、水撃防止装置が劣化していないか確認してみましょう。

劣化していない、もしくは交換しても直らないという場合は、配管に問題がある可能性が高いです。

専門業者に調査を依頼することをおすすめします。

場合によっては配管の引き直しが必要になります。

 

音だけだったら気にしなければ直さなくてもいいのでは?と思われるかもしれません。

しかし、放置してしまうと

ずっと配管が叩かれている状態が続くので、配管が破損し壁内の水漏れに発展することもあります。

壁の中だけにとどまらず、家の土台に侵食する可能性もあります。

集合住宅の場合、下の階へ漏れて大きな被害が出ることもあります。

早急に対応することをおすすめします。

 

蛇口を閉めた時に、何か大きな音が聞こえた場合は、ぜひ弊社までご連絡下さい。