はじめての一人暮らし。水回りの掃除のコツ【トイレ編】

大学進学や就職などをきっかけに、春から一人暮らしを始める人も多いことでしょう。一人暮らしでは、当然のことながら炊事や掃除といった家事全般を自分で行わなければなりません。特に掃除は、面倒だからと怠ると一気に部屋中が汚くなってしまいます。

 

そこで、一人暮らしを始める人のために水回りの効率的な掃除の仕方をご紹介しましょう。今回は【トイレ編】です。

トイレが汚れていたら、イメージダウンは避けられない……

トイレは、毎日生活していく上で必要不可欠な場所。そのため、汚れているのを目にすれば、気分は下がりがちになります。それに、友だちや恋人が遊びに来たとき、トイレが汚れていたら、あなたのイメージダウンは避けられません。

 

逆に、清潔感あるトイレは好印象を与えます。自分自身はもちろん、友だちや恋人も気持ち良く使えるようにトイレをきれいにするには、以下の手順で掃除しましょう!

トイレをきれいに掃除する3ステップ

1.ホコリを取る
便器にこびりついた汚れに目が行きがちですが、トイレ掃除ではホコリを取ることが先決。衣類やトイレットペーパーのホコリが舞い上がり、棚や床などに溜まっていきます。棚から壁、床にかけてハンディモップや掃除機を使用し、まずはホコリを取り除きましょう。

 

2.便器を磨く
次に、ブラシを使って便器内を隅々まで磨いてください。便座の裏も忘れずに。なお、トイレ用洗剤で掃除するのも良いですが、お酢でビネガー水(お酢:水=1:4)を作り、スプレーボトルに入れて汚れに吹きかけると、尿石や水垢が落ちやすくなります。お酢には除菌、消臭作用があり、普段のトイレ使用後に便器内に吹きかけておけば、尿石・水垢のこびりつきを防ぐことができるので、毎日のトイレ掃除がぐっと楽になるでしょう。

 

3.拭き掃除をする
最後に拭き掃除をしましょう。ポイントは上から下、奥から手前に拭くこと。棚→壁→タンク→便器→床(奥から手前)の順で拭いてください。男性の一人暮らしの場合、壁と床に尿が飛散し、アンモニア臭が染みついていることも。先ほど記載したビネガー水を含ませて拭けば、イヤな臭いを取ることができます。便器だけでなく、その周りもしっかりと掃除するようにしましょう。

 

また、一度しっかりとトイレを掃除してしまえば、毎日のように便器磨きや拭き掃除をする必要はありません。数十秒でできる「ついで掃除」がおすすめです。例えば、トイレ使用後、トイレットペーパーにビネガー水を吹きかけ便座や床を拭いたり、タオル交換時に棚や壁などのホコリを取ったり。トイレに出入りする際、さっとできる「ついで掃除」で楽に清潔を保ちましょう。

トイレ掃除は、あっという間に終わる!

トイレは狭いスペースであるため、掃除に取り掛かってさえしまえば、あっという間に終わらせることができます。

 

毎日必ず使用するトイレだからこそ、小まめに掃除を済ませてすっきり清潔にしておきましょう。

 

筆者:中西直美/片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。■HP:http://kireini-naro.com/