キッチンシンクの茶色いシミは天然素材でめっちゃ落ちる!

毎日使うキッチンのシンク。よく見ると、茶渋のような茶色いシミが付いていませんか?

 

このキッチンシンクの茶色いシミは普通の洗剤で洗っても全く取れません。そこで役立つのが「天然素材」です。

 

今回は、やっかいなキッチンシンクの茶色いシミを天然素材で落とす方法をご紹介します。

キッチンシンクの茶色いシミの正体は?重曹とクエン酸を使った掃除方法

キッチンシンクの茶色いシミの正体。それは主に「もらい錆び」と「カビ」です。

 

もらい錆びとはその名の通り、金属製品から移る錆びのこと。空き缶やヘアピンなどを水回りの場所に置いておくと接触していた部分が茶色くなりますが、これがもらい錆びです。キッチンシンクには調理機器や食器といった金属製品がたくさんあるため、もらい錆びが付きやすいのです。

 

また、カビの可能性もあります。カビはキッチンシンクに残った油汚れや水垢、食べかすをエサにして繁殖します。

 

もらい錆びとカビのどちらも完全に防ぐことは難しいですが、性質が異なる二つの汚れに対しそれぞれ天然素材を使用すれば簡単に落とすことができます。なお、シミといえばハイターなどの塩素系漂白剤が思い浮かびますが、あまりおすすめできません。なぜなら、成分が強いため、長時間にわたって何度も使用しているとキッチンシンクを覆う酸化被膜を剥がしてしまい、より汚れが付着しやすくなる恐れがあるからです。

 

キッチンシンクの茶色いシミを取り除くのに使用する天然素材は「重曹」と「クエン酸」です。研磨作用がある重曹はもらい錆びを削り取ってくれる効果があり、除菌抗菌作用があるクエン酸は水垢を分解しカビを除去してくれます。

 

【キッチンシンクの茶色いシミの掃除方法】

 

まずは重曹と水を混ぜてペースト状にし、それをスポンジに付けて茶色のシミを擦り落としていきます。

 

次にスプレーボトルに入れたクエン水(200mlの水にクエン酸小さじ1)を吹きかけ、同じくスポンジで茶色のシミを擦り落としましょう。

 

※重曹とクエン酸が混ざるとシュワシュワと発泡しますが無害ですのでご安心ください。塩素系洗剤と違い、天然素材は環境にも優しく手荒れも防ぐことができます。

キッチンシンクの茶色いシミを予防したいならモノを放置しないこと!

汚れをキレイに落とすことができたなら、キッチンシンクに茶色いシミが付かないように予防にも気を配りましょう。

 

心がけてほしいのは、キッチンシンクにモノを放置しないようにすること。食事後などに調理器具や食器をすぐに洗って片付けておけば、もらい錆びが付きません。また、掃除後はキッチンシンクを拭き上げてください。水垢や食べかすが残っていると、カビが繁殖する原因になります。

 

使用後に毎回拭き上げるのがベストですが、面倒であれば就寝前など1日の終わりにキッチンシンクを拭いておくようにしましょう。それだけでも茶色のシミを予防できて、清々しくキッチンで朝食の準備ができます。

天然素材の重曹とクエン酸で磨くだけでキッチンシンクは輝き出す

料理をしたり手を洗ったり、必ずと言っていいほど毎日使うキッチンシンク。だからこそ、いつも清潔にしておきたいものです。

 

天然素材の重曹とクエン酸で磨くだけで、安全かつ簡単に掃除ができてキッチンシンクは輝き抗菌除菌もできます。

 

これからは水回りの掃除が苦痛でなくなる季節となるため、キッチン掃除に着手するにはぴったりです。茶色いシミが付いたキッチンシンク、ぜひ天然素材の重曹とクエン酸で磨き上げてください。

 

筆者:中西直美/片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。■HP:http://kireini-naro.com/