雑菌だらけ?!キッチン用スポンジの正しいお手入れ方法

キッチンは湿気が多く、雑菌が繁殖しやすい場所。そこに常備してあるキッチン用スポンジは、もしかしたら雑菌の温床になっているかもしれません。食器を洗うキッチン用スポンジだからこそ、清潔にしておきたいものです。

 

そこで今回は、キッチン用スポンジの正しいお手入れ方法をご紹介します。

キッチン用スポンジには雑菌が繁殖するのに最適な環境が整っている

食器や調理器具を洗うキッチン用スポンジは、洗剤を付けるため「スポンジ自体もキレイになっているはず」と思い込んでいませんか?実は、キッチンの中でも特にキッチン用スポンジには雑菌が繁殖するのに最適な環境が整っているのです。

 

なぜなら、雑菌が繁殖するには「栄養・水分・温度」が必要不可欠。スポンジには雑菌の栄養となる料理カスがこびりつき、常に濡れている状態なので水分が多く含まれています。そのうえ適度に温かい室内で保管されるものですので、見事に雑菌の繁殖条件がそろってしまっているのです。

 

キッチン用スポンジを一切お手入れしていなかったり、長い間にわたって同じキッチン用スポンジを使用していたりするなら要注意。大量の雑菌が付着しているかもしれません。

キッチン用スポンジ3つの除菌方法

しかし、ご安心ください。スポンジに付着した雑菌を撃退できる方法があります。

 

【キッチン用スポンジ3つの除菌方法】

 

◆食器用洗剤を揉みこむ!
料理カスのこびりつきを洗い落とした後、除菌作用のある食器用洗剤をキッチン用スポンジに染み込ませ、しっかり泡立つまで揉み込みます。水ですすがず、次に使用するまでそのまま置いておくだけでOK!

 

◆アルコール除菌剤を吹きかける!
キッチン用スポンジを固く絞り、アルコール除菌剤を吹きかけるだけ!ハイターなどの塩素系漂白剤を薄めた中にスポンジを浸す方法もありますが、ニオイがきついのと、手に触れるとかぶれる恐れがあるため、あまりおすすめできません。アルコール除菌剤を吹きかけるだけの方が手軽で安全です。

 

◆熱湯消毒!
キッチン用スポンジに熱湯を回しかけるだけ!くれぐれも火傷には注意してください。

 

いずれも、除菌終了後はしっかりと乾かしましょう。すると、清潔な状態を維持できます。
※「◆食器用洗剤を揉みこむ!」に関しては、洗剤を洗い流してから乾かすようにしてください。

月に1度を目安に新しいキッチン用スポンジに交換しよう

キッチン用スポンジをお手入れする際のポイントは「スポンジに料理カスを残さない」「除菌する」「乾燥させる」です。この3つを押さえておけば、繁殖する雑菌を防ぐことができます。

 

それから、キッチン用スポンジは劣化する前に交換しましょう。劣化したスポンジは泡立ちが悪くなり、洗浄力が落ちます。新しいスポンジに交換する目安は月に1度。交換することを忘れてしまいそうなら「毎月1日に新しいキッチン用スポンジに交換する」などと決めておけば、タイミングを逃さずに済むでしょう。

 

食器をキレイに洗うキッチン用スポンジを清潔に保てるよう、こまめなお手入れを心がけてくださいね。

 

筆者:中西直美/片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。■HP:http://kireini-naro.com/