ヌメヌメしてない?お風呂のおもちゃの正しい洗い方と収納方法

小さな子どもがいる家庭では、風呂場におもちゃを置いているところも少なくないでしょう。アヒルやイルカなど、お風呂のおもちゃはとてもかわいいですが、触るとヌメヌメしませんか?

 

その汚れ、実はカビや雑菌といった微生物なのです。風呂場に置いてあるおもちゃが汚れていては、衛生上、子どもたちにとって良くありません。

 

今回は、お風呂のおもちゃの正しい洗い方と収納方法についてご紹介します。

お風呂のおもちゃは天然素材を使って洗おう!

風呂掃除では、風呂用洗剤やハイターを使用して汚れを落とすのが一般的ですが、おもちゃは子どもの肌に直接触れるもの。特に月齢の低い子どもは、おもちゃを口に入れてしまうこともあるかもしれません。

 

そこで、お風呂のおもちゃを洗うときの洗剤は天然素材を使うのがベストです。天然素材とは、重曹とお酢。いずれも口に入っても安全・安心な素材ですし、除菌効果も期待できます。

 

掃除方法はとても簡単。まず、お酢と水を1:4の割合で混ぜたものをスプレーボトルに入れ、ヌメリの付着したおもちゃに吹きかけます。後はスポンジで擦って洗い流せばOK。お酢の除菌効果でヌメリを撃退できます。

 

次に、黒い斑点のカビや、こびりついてしまった汚れには重曹を。直接汚れに振りかけるか、水を混ぜてペースト状にして歯ブラシや硬めのスポンジで擦ってください。重曹の研磨作用で汚れを擦り落とすことができます。

 

最後に、おもちゃをしっかりと乾かしましょう。乾かすことで、ヌメリやカビといった雑菌を抑えることができます。天気の良い日は外で日光消毒しておくと、より良いでしょう。

風呂場への直置きはNG!「ざっくり収納」がおすすめ

きれいになったおもちゃ。清潔に保つには、収納方法がカギを握ります。

 

カビや雑菌の増殖、付着の原因になるため、風呂場への直置きはNG。おすすめは、プラスチックのざるや網かごに入れる「ざっくり収納」です。水切れも良いですし、風呂場の細々としたおもちゃを入れるだけの収納で簡単です。

 

そして、できれば風呂場の外へ出しておきましょう。浴室内は湿気が充満しているため、おもちゃにヌメリやカビがカビや付着しがちです。乾燥しやすい場所に置いておけば、先述したとおり、雑菌を防ぐことができます。

 

どうしても浴室内に収納したい場合は、洗濯ネットにおもちゃを入れて、タオルかけにフックでつるしておくと良いでしょう。洗濯ネットは風通しが良いので、雑菌の付着を抑えることができます。

子どもが風呂場で遊ぶおもちゃだからこそ、いつも清潔に

お風呂が嫌いな子どもでも、風呂場におもちゃがあれば楽しんで入浴できたりするものです。

 

子どものバスタイムに必要なお風呂のおもちゃは「天然素材でこまめに洗う」「直置きをしない」「必ず乾燥させる」の3点を重視することで、カビや雑菌などのヌメリを最大限に防ぐことができます。

 

子どもが風呂場で遊ぶおもちゃだからこそ、いつも清潔にしておきましょう。

 

筆者:中西直美/片付けアシスタント
平成25年、日本ハウスクリーニング協会にて整理収納清掃コーディネーター1級、認定セミナー講師を取得。平成27年3月、片付けアシストNaro(なろう)を立ち上げ、片付けアシスタントとして活動を開始。大阪を拠点に整理収納サービス、片付けや掃除に関するセミナー・講演を展開し、収納商品の企画開発にも携わる。整理収納サービスでは、本当に必要なモノだけを残し、モノを限界まで減らす片付け術で、散らかった部屋も快適な空間へと劇的に変化。また、風水を取り入れた運気アップの片付け術も好評。平成28年、関西テレビ放送「よ~いドン!」にも出演。■HP:http://kireini-naro.com/